AIエージェントの事例

市場リサーチを社内で回す|Deep Researchで調べ、判断は社員が持つ業務図

製薬企業のマーケティング部門で、外部コンサルに任せていた疾患・薬剤の市場リサーチを、社員が自分で回せるようにした事例です。Deep Researchで調べる手順と、社員が持つ判断を紹介します。

古野光太朗古野光太朗··読了 3分

主な対象読者業務責任者

外注していた市場リサーチを、社員が自分で回しています

製薬企業のマーケティング部門で、疾患・薬剤の市場リサーチを、社員が自分で回せるようにしました。Deep Researchを使う対面研修、指示文の作成代行、伴走支援を組み合わせています。

パートナー企業との協業による支援です。会社名は伏せています。

市場リサーチを、外注から社内で回す形へ。AIが読む物、AIの処理、届く物、人が決めること、課題と改善結果を1枚にまとめた事例のページの図。
TechWorkerの事例のページ出典:AIエージェントの事例「市場リサーチを、外注から社内で回す形へ」(2026年10月20日公開・確認)。画面の中身は例です。画像を押すと拡大できます。

AIに渡すのは、担当者が決める調べる範囲と重点です。届くのは、出典つきの市場のレポートです。

仕組みの全体は事例のページ「市場リサーチを、外注から社内で回す形へ」にまとめています。

結果だけが届き、調べ方が社内に残りませんでした

支援の前は、市場リサーチを外部コンサルに委託し、年間数百万円規模の外注費がかかっていました。

届くのは結果の資料だけで、調べ方は社内に残りません。「痒い所に手が届かない」状態が続いていました。

そこで市場リサーチの内製化を進め、社員が自分で調べられる環境を作りました。

範囲を確かめ、出典つきで調べ、分けて出します

AIの処理は3つの段で進みます。範囲を確かめる、出典つきで調べる、分けて出す、の順です。

市場リサーチをAIで社内で回す流れ(製薬企業)。調べる条件を決める、範囲を確かめる、出典つきで調べる、分けて出す、結果を戦略に使うの順に進みます。
TechWorker作成:市場リサーチをAIで社内で回す流れ(製薬企業)。事例のページの仕組みをもとにした業務図です。

書き始める前に、AIは対象と重点を人に確かめます。図の例では、対象を疾患A、範囲を日本・アジア・世界、重点を市場規模と競合にしています。

調べるときは、出典に順位を付けます。確かめられなかった情報は「要検証」と書きます。

量と質を保つため、レポートは3回に分けて出します。図の例のレポートは、市場規模と予測、競合の状況、償還の動きの3つに分かれています。

結果を戦略に使う判断は、社員がします

調べる範囲の確認と、結果を戦略に使う判断は社員がします。AIがするのは、調べてまとめるところまでです。

推測や未確認の情報を、事実として書きません。

リサーチを社内で回せるようになりました

リサーチを内製化し、社員が誰でも、いつでも調べられるようになりました。

外部コンサルへの委託費は年間数百万円規模で減りました。リサーチが終わるまでの時間も、大きく縮んでいます。

自社で試すときは、調べる範囲と重点を先に人が決めます

自社で同じ形を試すなら、最初に調べる範囲と重点を人が決めてから、AIに渡します。ここからは本記事の提案です。

範囲が決まっていれば、AIが書き始める前の確かめも短く済みます。

確かめられなかった情報の書き方も、先に決めておきます。「要検証」のように、事実と分けて読める形にします。

研修で、調べ方を社内に残します

当社の見立てでは、調べ方を社内に残すには、社員が自分の題材で手を動かす研修が合います。

TechWorkerのセキュリティ×生成AI研修は情報を守りながら生成AIを全社で使う研修です。教材は毎週更新します。

出典と、本記事で提案した範囲

支援の前の状態、AIの処理の3つの段、内製化と委託費の削減は、当社の導入事例と記録にある事実です。調べる範囲と重点を先に人が決めることは、本記事の提案です。図と画面の中身は例で、実際の疾患や調査結果ではありません。

古野光太朗
古野光太朗 / 株式会社TechWorker 代表取締役 CEO兼CTO

株式会社TechWorker代表取締役。企業の生成AI導入と、業務への組み込みを支援しています。

情報を守りながら、生成AIを全社で使う研修です。

セキュリティ×生成AI研修は情報を守りながら生成AIを全社で使う研修です。教材は毎週更新します。

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